地震予知連絡会

【読み方:じしんよちれんらくかい、分類:地震】

地震予知連絡会は、政府として地震予知の実用化を促進する旨の閣議了解(1968年5月)及び測地学審議会建議(1968年7月)を踏まえて、地震予知に関する調査・観測・研究結果等の情報交換とそれらに基づく学術的な検討を行うことを目的に、1969年4月に国土地理院に事務局を置き発足した組織をいいます。これは、松代群発地震(1965年~1969年)の際に設置された「北信地域地殻活動情報連絡会」がモデルとなっています。

一般に地震予知連絡会は、世間では誤解されがちですが、あくまでも地震予知の研究のための情報交換を目的としており、実用的な地震短期予知を行うための組織ではありません。現在の構成は、地震に関する観測研究を実施している関係機関や大学の30名の委員からなり、年4回定期的に連絡会を開催し、その討議内容は連絡会後の記者説明会を通じて一般に公表されています。また、必要に応じて、連絡会、中日本部会、東日本部会び西日本部会を随時開催しています。

なお、関係機関や大学から地震予知連絡会に報告された観測成果は、地震予知連絡会会報として年2回まとめられています。

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