災害弱者
【読み方:さいがいじゃくしゃ、分類:防災】
災害弱者は、災害時に特に不利になる人をいいます。これは、通常、家屋倒壊を伴う大地震や集中豪雨などの大災害の際に、普通に行動し、避難することが困難な人を指し、具体的には、高齢者や障害者、傷病者、妊婦、乳幼児、日本語の理解が十分でない外国人、当該地域の地理に疎い観光客(旅行者)などが該当します。ちなみに、「平成3年度版防災白書」では、災害弱者の定義を以下のように行っています。
<防災白書の災害弱者の定義(いずれかに該当する人)>
・自分の身に危険が差し迫った場合、それを察知する能力がない、または困難な者
・自分の身に危険が差し迫った場合、それを察知しても適切な行動をとることができない、または困難な者
・危険を知らせる情報を受け取ることができない、または困難な者
・危険を知らせる情報を受け取ることができても、それに対して適切な行動をとることができない、または困難な者