雹(ひょう)

【英語名:hail、分類:気象】

雹(ひょう)は、積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊(氷の粒)をいいます。これは、空中で落下して表面が融解し、再び上昇気流で雲の上部に吹き上げられて融解した表面が凍結することを繰り返す過程により、外側に他の氷晶が付着したり、過冷却の水滴が付着・凍結したりして、段々と氷の粒が成長していきます。また、まれにピンポン玉やそれ以上の大きさとなり、農作物に被害を及ぼすこともあります。

一般に雹(ひょう)は、激しい上昇気流を持つ積乱雲内で生成するため、と共に起こることが多いです。なお、雹より小さく、直径5mm未満の氷の粒は「霰(あられ)」と言います。

防災用語集の分類タグ

防災用語集の索引