断層
【読み方:だんそう、分類:地震】
断層は、地層や岩石に力が加わって割れ目を生じ、それを境にして両側に食い違いを生じている状態、またはその割れ目をいいます。また、地震との関連では、地質学的に極めて近き時代(新生代第四紀)まで地殻運動を繰り返してきた断層で、今後もなお活動する可能性のある断層を「活断層」と言います。
一般に地震の主原因であると考えられている断層が動く現象を「断層運動」、食い違いが生じた面そのものを「断層面」と言います。なお、地震は、断層の動き方によって、以下のような型に分けられます。
●正断層
断層面を境にして、上盤(上側の岩盤)が下盤(下側の岩盤)に対してずり下がる。
●逆断層
断層面を境にして、上盤が下盤に対してのし上がる。
●横ずれ断層
断層面を境にして、水平方向にずれる。
・右横ずれ断層:断層に向かって相手側のブロックが右に動いた場合
・左横ずれ断層:断層に向かって相手側のブロックが左に動いた場合