震度

【読み方:しんど、分類:地震】

震度は、ある地点における地震の揺れの程度(強さ)を表した指標で、日本では「気象庁震度階級」が使われています。これは、地震による揺れの強さを総合的に表す指標で、防災対応の基準としても利用されています。また、気象庁(国土交通省の外局)が発表する計測震度(震度)は、原則として地表や低層建物の一階に設置した計測震度計(震度計)で「地震の揺れや強さ」を自動的に観測したものであり、実際に発生した現象や被害から決定されるものではありません。

一般に地震によって発生する揺れである地震動は、地盤や地形に大きく影響されるのに対して、気象庁から発表される震度は震度計が置かれている地点(気象庁・地方公共団体・防災科学技術研究所が全国各地に設置した震度観測点)での観測値であり、同じ市区町村内であっても場所によって震度が異なることがあります。また、中高層建物の上層階では、通常、地表より揺れが強くなるなど、同じ建物内でも階や場所によって揺れの強さや体感が結構異なります。

現在、気象庁の震度階級は、「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級となっており、その内容については「気象庁震度階級関連解説表」において記されています。

<気象庁の震度階級の人の体感・行動について>

震度0

人は揺れを感じないが、地震計には記録される。

震度1

屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。

震度2

屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。

震度3

屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が、目を覚ます。

震度4

ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。

震度5弱

大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。

震度5強

大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。

震度6弱

立っていることが困難になる。

震度6強

立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。

震度7

立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。

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