海洋型地震
【読み方:かいようがたじしん、分類:地震】
海洋型地震は、「海溝型地震」とも呼ばれ、海溝付近のプレート境界やプレート内部で発生する地震の総称をいいます。これは、海側のプレートと大陸側のプレートとが接する海溝で、大陸側のプレートの下に潜り込もうとする海側のプレートに引きずられて、たわんだ大陸側のプレートが跳ね返って発生するものです。その主な特徴としては、ある程度の間隔を周期として定期的に発生すること、規模がマグニチュード8以上と非常に大きくなる場合があること、津波を伴う場合があることなどが挙げられます。
これまでに起こった海洋型地震には、チリ地震やスマトラ島沖地震、明治三陸地震、昭和三陸地震、十勝沖地震、東日本大震災などがあります。また、日本において、近い将来に発生が予測されている海洋型地震には、東海地震や南海地震、東南海地震などがあります。