カルデラ
【英語名:caldera、分類:火山】
カルデラは、火山活動によってできた大きなくぼ地のことをいいます。これは、火山噴火などにより火口周辺の崩壊や陥没によってできた大規模な円形または馬蹄形の窪地であり、一般に直径数キロメートル以上で、中には数十キロメートルに及ぶものもあります。ちなみに、日本においては、阿蘇カルデラや屈斜路カルデラなどが有名です。なお、カルデラの成因については、以下のようなものがあります。
●陥没カルデラ
大規模な噴火で、火山噴出物が大量に噴出したり、マグマ(岩漿)が地下を移動して空洞化した地下のマグマ溜まりに落ち込む形で地表が陥没したもの。
●爆発カルデラ
陥没カルデラよりも小規模な噴火や水蒸気爆発が引き金となって火口付近の山頂部が崩壊し、くぼ地ができたもの。
●侵食カルデラ
元は普通の火山体であったが、侵食により火口が大きく広がったもの。