放射線量
【読み方:ほうしゃせんりょう、分類:原子力】
放射線量は、単に「線量」とも呼ばれ、照射された放射線の量のことをいいます。また、放射線とは、物質を通過する時に原子や分子をイオン化させる能力がある電離放射線のことをいい、具体的には、アルファ線やベータ線、ガンマ線、エックス線、中性子線などいくつかの種類があります。
現在、放射線量に関する単位には、吸収線量の「グレイ(Gy)」と線量当量の「シーベルト(Sv)」があります。
●吸収線量:グレイ(Gy)
放射線のエネルギーが物質にどれくらい吸収されたかを表す単位をいう。1Gyとは、物体1kgあたり、1ジュールのエネルギー吸収がある時の線量。
●線量当量:シーベルト(Sv)
人が放射線を受けた時の影響の程度を表す単位をいう。一般にシーベルト(Sv)は、グレイ(Gy)に放射線の種類や人体の性質毎の係数を掛けたもの。