火山砕屑物(火砕物)
【読み方:かざんさいせつぶつ、分類:火山】
火山砕屑物は、「火砕物」とも呼ばれ、火山活動で放出された破片状物質の総称をいいます。これは、火山から噴出された固形物のうち溶岩以外のものであり、大別すると二つのタイプがあります。一つは、融けていたマグマ(岩漿)の破片であったり、古い岩石の破片であったりするもので、具体的には、火山岩塊や火山礫、火山灰などがあります。また、もう一つは、融けていたマグマがちぎれたり、粉砕されたりしてバラバラになったもので、具体的には、軽石やスコリア、火山弾などがあります。なお、火山砕屑物が固まった岩石を「火山砕屑岩(火砕岩)」と言います。